5月16日 いよいよ乗車!

今日はあいにくの曇り・・

やっぱり時差ボケ。夜中に目が覚めてそれからほとんど寝られませんでした。
でもいいの。今回は電車でまったり・・なんですもの。好きな時に寝てられますからね。
朝7時にホテルをチェック・アウト。外はもうすっかり明るいのに、何だかどんより曇り空・・。
デンバーって365日中300日は晴れってくらいお天気の良い場所なんだそうです。何ちゅー運の悪さよ。

せっかく駅の近くのホテルに泊まったのに、私のまず向かった先は反対方向。
お腹減ったのでスタバでパンとコーヒーを買ってから駅に向かいました。
駅には結構たくさんの人が集まってきていました。
私はベンチに座ってゆっくりと朝ご飯〜。のつもりだったのだけど、定刻通りに電車が着いたらしくて係員の人がチケットのチェックを始めました。
デンバーで30分電車は止まっているので慌てることはないんだけど、やっぱり気は焦ってしまいます。
寝台車用のテーブルに並んでチケットを見せると、何やら番号の書かれた紙を渡されました。
どうやら車両番号と部屋番号が書かれているみたい。
流れていく人々にそって私もホームへ。
小さなドアの向こうにはアムトラックの車体が見えます。
うーん、何かもっと大きいのを想像してたけど、そうでもないかな。
他の人の旅行記で大きい大きいと聞きすぎてたせいかも。
でも何となく熱のこもった唸る機械といった感じで、日本やヨーロッパの鉄道より粗野で力強い感じを受けます。

車両番号の読み方がよく解らないなーと思っているとすぐに係の人が見てくれて「もっとあっち」って教えてくれます。
そして背のとてつもなく高い黒人男性の係員が私のチケットを見て、
「なんだ!僕の担当の車両じゃない。僕が客室のアテンダントだよ」と言って車両まで連れて行ってくれました。
おかげで迷うことはなかったけど、このせいで最後まで車両番号がどこに書いてあるのか解らなかったわ。
チビの私は彼と並んだら、まるで子供・・もしくは連行される宇宙人。
彼もなんて背の違いだ〜と霞の上から見下ろして笑ってる。
2メートル以上は絶対あるな・・。私にしてみたら彼の方が同じ地球人とは思えないよ。


マイ・ルーム

お部屋は2階。
バスのタラップくらいの幅しかない小さな階段を上がっていくと、両側に個室のドアが並んでます。
つまりお部屋は電車を縦に割った半分の幅しかないんですねー。
ヨーロッパ鉄道のコンパートメントより狭いよ・・。
それでも一人なら十分贅沢。
だってカーテン閉めて鍵かけたら完全に個室になるんだもの。
このスペースには私しか立ち入らないんだと思うとやっぱり贅沢ですよね。
可愛い真っ赤な椅子は幅は7・80センチくらいあってゆったり〜。
こちらの大きな人にとってはそうでもないかもしれませんが。
夜になるとこの席をバタンと広げてベッドにするんですね。
私は一人でしたが、一応二人まで泊まることが出来ます。
窓の上あたりに閉じた状態の上段ベッドがあります。
窓の上がベッドって・・。上に寝る人は天井低くてかなり窮屈そうですね。

画像で私のポシェットが掛かっている壁からドアまでの細いスペース、15センチくらいしか無いんですが、一応クローゼットでハンガーが掛かるようになってます。
側面部分に開けるところがあるの。
すごい!数センチの幅すら有効利用!
反対側には荷物おき兼2階のベッド用の踏み台。
私はずっとそこに荷物置いていたんだけど、二人で使っているひとはどうしてるんだろ。
もちろん大きなスーツケースを持ち込むスペースはありませんよ。
座席の隅っこには照明灯やエアコンの調節、コンセントもありました。
でも3本足のコンセントで、パソコンに繋いでみたけど使えなかったよ。
あのアメリカの3本足コンセントは、1本がアースだからなくても使えるって聞いた気がするんだけどなぁ。

何か興奮して色々見ては写真を撮りまくっている私でしたが、まだデンバー駅から出てもいないんですよね。
そして定刻通り、8時10分に列車はゆっくり動き出しました。
真っ先に見えてくるのが駅のお隣にある野球場。
ほんとにえらく近いところに球場作ったのねぇ。
さよなら、デンバー。もうちょっと君のことも色々知りたかったよ。



次はすごいぞ!ロッキー越え

「カリフォルニア・ゼファーの車窓から♪」のトップに戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送