5月16日 お昼ご飯・夕ご飯

お昼ご飯

アテンダントさんに「ランチ食べに行ってね」と言われたので、食堂車へ。
食堂車のちょうど真ん中辺りに、座席案内を担当しているジェントルマンな雰囲気のおじいちゃんがいて、彼が「3」という番号の書いた紙をくれた。
私には何のことかさっぱりわからなくて、3番座席に行って「ここに座ればいいの?」と聞くとじいちゃんは「違う違う」という。
すったもんだやらかして理解したことは、部屋で待っているようにということだった。
部屋で待ってたら車内アナウンスで「3番の人とジャパニーズレディは食べに来てね」と個人的に呼ばれてしまったよ。

再び食堂車へ行くとちゃんと席に案内された。
食堂車での席は4人での旅行でないかぎり全て相席です。
私と同じテーブルに着いたのは3人のファミリーで、どことなくぎこちない雰囲気でランチを食べた。
ランチのメニューはほとんどハンバーガーかサンドウィッチ。私はグリルドチキン・サンドイッチにしました。
ちょっとパサパサした感じだったけど、お腹が減ってたので結構食べれた。

寝台車の料金には食事代も含まれているので、チップだけ置いて帰ればいいのだけど、相席のファミリーは置かずに席を立った。
お隣の席も見たけど、やっぱりチップは置いてない。
どうしようか悩んだんだけど、結局置かずに出てきてしまいました。
チップは自由だとはいえ、やっぱり自分だけ置くのって勇気いるじゃない?
そういう習慣がない国から行っているから余計に・・。
ちなみに夕ご飯の時にはみんなチップ置いていたので私も置いたし、朝ご飯がまた誰も置いてなかったので置かなかったよ。


午後のひとときをまったりと

お昼ご飯から部屋に戻ってみると2時ごろでした。そろそろ時差ボケで眠くなるころです。
パソコンでちょっとばかし遊んだりしていたんだけど、気が付くとウトウト・・。
席に枕が置いてあるのでお昼寝には最適です。
4時半ごろにグランド・ジャンクションという駅で、15分ほど停車するらしいので、起きて少し外の空気を吸いに出てみました。
アテンダントさんが降りるためのふみ台を用意して、降りるのを助けてくれます。
わ〜、何もねぇー場所ー!!ある意味アメリカっつー感じです。
思ったよりむーんと湿気を帯びた空気・・。列車の先頭車両の写真を撮ってなかったので先頭まで歩いたら汗ばんできました。
私以外の人たちはみんな談笑しながら喫煙タイムを楽しんでらっしゃいます。
実はアムトラックの中は禁煙です。スモーカーの人はこういう各駅で外に出て吸うしかなくて、隠れて吸っているのが発覚したらアナウンスで指摘され、言ってもきかない客は降ろされてしまうんだそうです。

グランド・ジャンクションを出てしばらくしたら、ルビー・キャニオンっつーところを通るとパンフレットに書いてあったので、再びラウンジカーへ行ってみました。
おぉぉ!さっきと全然違う〜!何かグランドキャニオンみたいな風景です。
インディアンの三角形のテントが似合いそう!
でも右側に座ったら今度は左の方が景色が良かったので、すぐ自分の部屋に戻ってきてしまいました。
マイルームは左側が窓なのよ。
スタンリー使って撮影ごっこしたりロッキーとは違った雰囲気を満喫しながらも、やっぱり枕かかえていつの間にかウトウト・・。
は〜、この感じ・・幸せだなぁ。NYでの寝ちゃだめなところで居眠りこいてたのとは全然違います。

夕食の時間になって、再びアナウンスが流れるようになってきました。
7時過ぎに、また「ジャパニーズ・レディは食べにおいで」とアナウンスされて2度目のお食事です。



晩ご飯

ジェントルじいちゃんに「そこに座って」と言われて、年配のご夫婦とキャリア・ウーマンっぽい女性が座る席に座りました。
お昼の時より和やかな雰囲気で、みんなで「何にする?」ってメニューをのぞきこんだりしました。
「私はキャット・フィッシュかなー」と言うと「いい選択ね」とみんなが言ってくれる。
夕方の7時でもまだ外は明るくグランド・キャニオンの様な風景がよく見えるし、暖かい雰囲気の人たちとの食事はとてもいい気分〜。
ウエイターの人が注文を聞きに来て「付け合わせは?」と聞いてくる。
え・・?付け合わせ?何があるの?
困惑してると彼は「ライスもあるよ」と。
アメリカで食べるお米は期待はずれな事が多いので、えーどうしようかなー・・と思ったんだけど、周りの人たちが「ほら!ライスあるって!良かったわねー」ととても嬉しそう。
「ライスあるのー?やったー」という感じで周りの雰囲気にのまれて頼んでしまいました。
いざ料理が来てみると、他の人が頼んだベイクド・ポテトの方がとても美味しそうに見えてしまいましたがー・・ま、私の場合よくある事です。
自己主張が出来ない・・というよりは、やんわり主張できるだけの英語力がないのね。
好き嫌いの多い人だったらここは頑張って主張するところなんだけど、何でも食べれるしね。
キャット・フィッシュはちょっと塩っ辛かったけど、肉よりは食べやすかったです。ライスは・・まぁ想像通りの味。

食事の間、ご夫婦とキャリアウーマンはずっとおしゃべりしていたけど、私にはさっぱり解らないので、ずっと黙々と食べていたんだけど、ご夫婦のおじさんの方が「静かだね」と私に。
「あまり英語しゃべれないから」と私が言うとおばさんの方が「ええ、解っているわよ」と一言。
その言い方がなんともいい感じで、何かホッとしてしまいました。
話さなくてもこの人達は気を悪くしないでくれるというのが、とてもありがたかったです。
「サンフランシスコまで行くの?」「いいえ、リノまで」というのと、デザートに何食べるかという話しかしなかったけど、その後も私を見かけるたびに手を振ってくれて嬉しかったー。
デザートにはアイスクリーム。トッピングにストロベリーソース。お腹いっぱい〜。




次はおやすみなさーい

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