1月3日 99セントショップ〜トゥーランドット

グラセン駅から99セントショップへ

今回泊まったホテルにはキッチンまであってとても便利なのだけど、ひとつ無くて困ったのがハンガー!
服を入れるチェストはあるんだけどクローゼットやハンガー用のポール自体がないの。
上着を掛けることも出来ないし、洗濯物を干す場所もないから結構苦労しておりました。
この際ひとつ購入するのも悪くないかも・・と思い早速99セントショップに行くことに。
って、ハンガーくらいホテルに言えば貸してもらえそうなんだけど、それを言い訳に単に99セントショップに行ってみたかっただけなんだけどね。

インターネットによる情報だと、お店はグランドセントラル駅の近くにあるみたいなので、ついでに駅の中も見に行ってみました。

グランドセントラル駅って初めて来たけどすごく大きくて立派な駅ですね〜。
ヨーロッパとはまた違う100年くらい前の雰囲気が漂ってます。
古き良きアメリカという言葉がぴったりですね。
ピンヒールに膝丈ワンピ、毛皮のコートを着て金髪をくるくると波立たせた女性とかが似合いそー。
最近改装も終わったそうで、何だかとてもキレイでした。

何かのテレビ取材も発見!
NYではテレビカメラがほんとに珍しくないです。
夕方ごろ、タイムズスクエアあたりのブロードウエイを歩いていたら大抵は見られます。
まー少なくとも大阪ではテレビカメラに遭遇する確率は毎日歩いていてもごくたまーにという感じなんですが、東京ではどうなのかな?

それではグラセン駅を出て、早速99cショップへ。
駅を出ると小雨が降り始めてました。まー、それほど気にする雨でもなかったですけど。
99セントショップは日本の100円均一のお店と内容はほとんど変わらない感じでした。
ものすごーく上の方まで商品の棚があって、チビの私にはつらいディスプレイでしたよ。
ハンガーはチャチそうなプラスチックのが5本くらいセットになっているのが欲しかったんだけど何か上等そうな木のハンガーしかなくて、2本セットでした。


5番街を歩く

雨もほとんどやんできたので、5番街を歩いてホテルまで戻ることにしました。
途中、デュアイン・リードによって日本で売ってないローションなんかを買ったりしながら、きれいなお店のウインドーをのぞいて歩いて行きました。
ロックフェラーセンタまで戻ってきた時にはもう夕暮れ時でツリーがとてもきれいでしたよ。
NY旅行記トップに使っている写真もロックフェラーのツリー。
正面のスケートリンクからじゃなくて横から見たところなんですけど、通りにもツリーが並んでいてとても素敵でした。

ホテルに戻るともう今日行くオペラまであまり時間がありません。
急いでドレスアップしなくては!


トゥーランドット

出かける時間になると本格的に雨になってきました。
ダウンを着ているのでそれほど気にはならないし、地下鉄を降りた後は外に出ずに劇場まで行けるからいいんだけど、せっかくメトロポリタン・オペラハウス前のツリーの写真も撮ろうと思っていたのに〜。
左の画像は屋根がある場所から撮ったもの。ほんとは真正面から撮りたかったのだけどね。

今日観るオペラ「トゥーランドット」は、初日なので、みなさんなかなかゴージャスに着飾ってらっしゃいます。
今回は私もちょっとオシャレして行きました。
後ろが長くなっている形のワンピにベロア調のカーディガン。ブーツはこの日のためだけに持っていきました。
コートだけアンバランスにダウンなんですけどねー。もともとこんな服に合うコートなんて持ってないもん。

バレエは4階でしたが、オペラは奮発して3階(といっても95ドル)。早めに予約したからか、今回も前から3列目のど真ん中という良い席でした。
今日は5階席の人までみんなオシャレさん。良かった〜ちゃんとした服持ってきて。
客席の前には英語の訳も出るんですけど、他の人も全然使ってなかったし、こんなの見ながら観劇出来るほど英語が達者でもないので使いませんでした。

それでは内容について少し。
私、オペラはむかーしにオーストラリアで2回ほど観たことがあるんですけど、こんなに面白いって思ったことはありませんでした。
「トゥーランドット」は、変なお話ですけど、初心者の方にはお奨めだと思います。

まずは第一幕。
とある中国の国にトゥーランドットという恐ろしいお姫様が住んでてね、自分に求婚してきた人に結婚条件としてクイズを3つ出してそれに全部正解しないと首をはねてしまうんです。
でもお姫様はとても美しいので求婚者が絶えない。
舞台は城下町。町民がまた犠牲者だよ・・とかって噂しているとこに3人の旅人登場。
この旅人、実は国を追われた王様と王子カラフと召使いの女の子リューなの。
でまあ、多分事情を話しているであろう部分(なにしろイタリア語なのでさっぱりわかんない)の後、処刑が始まるの。
これがすごいかっこいいい!
中国の獅子舞が舞い、80人近い(数えてみた)エキストラが迫力の合唱。そして真っ赤な布(首を切られた人の血)が色鮮やかに舞うの。
そんな事があった後なのに、トゥーランドット姫に旅人カラフ王子が一目惚れしてしまうんですね〜。
美人なら何でもいいのか?ってつっこみたくなりますが、みんなの制止を押し切って、求婚を示すドラを鳴らしてしまいます。
ここで1幕終わり。カラフがドラを鳴らす部分は結構劇的で、美人だから結婚したいんや〜って雰囲気ではなかったです。
俺が彼女の目を覚まさせてやるって感じでしょうか。

2幕は宰相らしきじいちゃん3人組からはじまります。
このじいちゃんたち(実は1幕にも出てきた)、いわゆる3枚目役で、名前がピン・ポン・パン。
笑っちゃうでしょー!でもマジでピンポンパン!
この3人組が色々頭を悩ませてます。またドラが鳴ってしまった・・もう処刑の準備するのはやだよ・・と。
でもお姫様のクイズは始まります。舞台はお城の中へ。
城下町はグレーのみすぼらしい雰囲気だったけど、お城の中は白と金色でとてもゴージャス!
2幕の見所はこの舞台ですねー。
というのも、クイズなんて全然見栄えしないし、1幕に比べて内容はとても地味でした。
はっきりいって、2幕は半分以上寝てた気がします。
ストーリーに戻ります。カラフはクイズに全問答えちゃうんですが、トゥーランドットは結婚したくない。
今度はカラフからクイズを出します。自分の本当の名前をもし答えられるなら、処刑されても良いよ、と。
まー、カラフは当然処刑されるつもりなんかないんでしょうが、何でそんなに自信満々なのかが解んないわー。

3幕はいきなりカラフのソロ。王子役の見せ所ですねー。
何か愛の賛歌みたいな歌なんだけど、とても良い曲でした。
有名な曲らしくて、日本に帰ったあと、結構テレビのBGMで流れてました。
そして舞台は再び城下町へ。
お姫様の部下が王子の本当の名前を嗅ぎ廻ってます。
ひどく追及された召使いのリューちゃん。彼女は王子のことが好きらしいので、絶対に口を割らないために自殺して死んでしまうのです。
何かみんなに振り回されて死んでしまった感じですごーく可哀相でしたよ。
ここがリューちゃんの見せ所で、すごーくきれいなコロコロと鳴る声で歌い上げ、ものすごく魅力的でしたよ。
カラフ〜、変な自信家としてでなく、身近な人との幸せを選んだ方が幸せになることもあるのよ・・といってあげたくなりましたよ。
何か途中まで名前を教える教えないでもめてる感じだったけど、王子がいきなりお姫様にキスしてすべて解決。
なんとトゥーランドットはカラフが好きになってしまうんです。
い・・いいのか?そんな終わり方で〜〜。
そしてほんとにいいのかカラフ?こんな女で〜〜。

お話はこんな感じなんだけど、結構見所たっぷりで楽しめましたよ。
なんといってもエキストラの多さが迫力を増してました。
一人でもよく通るあの声で80人が歌うんですもの!そりゃースゴイです。
王子がおっさんなのがガッカリだったけど、まーオペラってそういうもんですよね。
そしてトゥーランドットはカイヤ・カワサキに似ていてちょっと笑っちゃった。


次はアムトラックでフィラデルフィアへ

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