1月4日 アムトラックでフィラデルフィアへ

ペンステーション8時10分発

昨日のオペラが遅かったのと時差ボケのせいで3時間しか眠れず、寝不足のままペンステーションへ向かいました。
朝ご飯は駅でドーナツとコーヒーを。
甘いドーナツだったのに、「コーヒーに砂糖入れる?」の言葉に思わず「イエス」と答えてしまって、後で後悔。
胃がねじれそうなくらい甘い・・。2口くらいしか飲めませんでしたよ。

さて、初めてのアムトラックです。
銀色メタリックな車体はいかにもアメリカっぽくて、何だか気分がワクワクしてきます。
窓が小さいのも特徴的ですよね。

席は短距離の場合すべて自由席で、好きなところに座ったら後でチケットを確認した時に車掌さんが予約の紙みたいなのを上の荷物棚の部分にはさんでました。
チケットをクレジットカードで買ったので、車掌さんの前でサインもします。
ほんとは前もってサインしておいてもいいのかもしれないけど、なんとなく後でダメって言われるのが怖いので、サインしてって言われてからしてました。
座席にはフットレストが付いてるのですが、これを使いこなせるだけの長い足を持ち合わせてないので、足先ちょこっとしか届きませんでした。(泣)

目的地のフィラデルフィアまでは1時間半しかないので、車窓を楽しんでいる間に着いてしまって、寝る暇もなかったです。
特に見所もないんですけどね。電車の窓から眺める景色はどんなものでもワクワクします。
昨日の雨がまだ残っていたので、あまりお天気良くないのが残念・・。
写真も撮ってみたんだけど、うまく写りませんでしたよ。


駅からタクシーで美術館へ

定刻に電車は到着しました。NYのグラセン駅を小さくした様なフィラ駅はなかなかきれい。
ここからタクシーに乗って友人と待ち合わせている美術館へ向かいます。
私、アメリカでタクシーに乗ったことすら数えるくらいしかないんですが、一人で乗るのはなんと初めて。
しかも乗ったのはディズニーワールド内とかラスベガスとかなので、イエローキャブの様な乗客とドライバーの間にへっきりのあるものは初めてでした。
(あ、でもロンドンのタクシーもへっきりあるね、確か)
何か私がチビだからか、仕切に付いた小さな窓からメーターが見にくい!
お尻を浮かせないと料金が解りませんでしたよ。
美術館は駅からすぐなので、5分くらいで到着しました。


フィラデルフィア美術館

美術館に入ると友人はもう待っていてくれました。
「久しぶり〜」とご挨拶。そりゃもうほんとに久しぶりなんです。
友人はもう1年以上もアメリカに住んでいるんですが、その前から東京暮らしだったので。
さてこの美術館、建物はギリシャ建築の形をしてます。
ギリシャ建築というと文学的なイメージが強いためか、図書館や大学の建物な場合が多いんですけどね。
正面入口は中央通りから階段を上がったところにあるんですが、上がったところにスタローンの足形があります。
フィラデルフィアは映画「ロッキー」の舞台なんですが、ここの階段を一気に駆け上がって上で「うぉー!」と叫ぶシーンはとても有名ですよね。
例のあの曲が頭に浮かんでくるでしょ。
画像の足は友人の足。スタローンって意外に小さい足〜。
そういえば、とても背が小さいって聞いたことあるかも。

美術館は展示の仕方がすごく変わっていて面白かったです。
何かね、私の知っている美術館と全然違うんですよ。
絵を見る時の楽しみ方は、18世紀など時代で集められてた場合その時の流行や風習を感じて楽しみ、回顧展の場合は画家の心境に想像ふくらませます。
そして個人所蔵の美術館の場合、(よく自宅なんかで展示しているものです)コレクターの好みを想像して楽しむ。
絵を集めていると、似通った物が多くなったりしますからね。
友人は「結構ヌードが多かったりするー」と言っておりましたよ。(笑)
ところがね、この美術館は、絵が画家ごとにも年代ごとにも並んでないの。
何かブルー系の絵ばかり集めたり、画家も年代も違うんだけど、雰囲気が似ているのを並べてたりするの。
「強いて言うなら学芸員の心理を想像して楽しむ?」とかって冗談言いながら笑っていたら、小学生の課外授業みたいなのの先生に怒られちゃった。
美術館では静かに鑑賞しましょうね〜。
それでも色々積もる話がたくさんあるので、ついついおしゃべりに・・。
だめだ・・やっぱり久しぶりに友人と会う時はおもいっきりおしゃべり出来る場所を選ぶべきでした。

ここにあるのは絵だけでなく、中世の鎧や剣、他にも博物館的な物もたくさんありました。
子供の甲冑もあって「こんなの付けてよく戦ったよね〜」と私が言うと
「きっとこんなの偉い人しか付けてなかったんだよ。ただ馬に乗ってるだけでしょ」と友人。
そう言えば立派な甲冑のすみっこに簡単な防具みたいなのもあるわ。ほんとに戦う人はきっとこっちの格好だったのね。

後、部屋のコレクション。
フランスやスペインなんかで見たことのあるようなお部屋が並んでいます。
家具や調度品、絵画も当時のものにあわせてあるので、部屋ごとに違う国に来た気分。
ちいさな日本庭園と茶室もありました。
フランスやスペインのはなじみが薄いからか、そんなに思わなかったけど、日本庭園はやはり少しつくりものっぽかったかな。


フィラデルフィアのチャイナタウン

お昼はチャイナタウンへ。
「そこしか知らないから飲茶でいい?」と友人。
飲茶!一人では食べに行きにくいとこだし嬉しいです〜。
それはいいんだけど、そこしか知らないとか言いながらえらく道に迷っている彼女・・。
フィラデルフィアから車で20分くらいのNJ州に住む友人は、実は家族に連れられずにここら辺を歩き回るのも初めてらしい。
こっちに住み始めてもう1年半も経つというのに。
普通に主婦をやっていたらそんなものよと言っておりました。そうなのかもね〜。
飲茶は美味しかったけど、1個が結構大きいのでたくさん食べることは出来ませんでしたよ。

フィラデルフィアの町並みは、冬だったからかNYからやってきたせいか、少し寂しい感じがしました。
どこがってーと、まず人があまり歩いてないのね。そして閉まっているお店が多い。
でもね、「ああ、ロッキーの映画ってこんな雰囲気だったなー」って思い出しました。
続編じゃなくて、最初のロッキーです。
アメリカよりヨーロッパといってもいいくらいの薄暗い画像。あの映像の雰囲気を体感するのはそれなりに楽しかったですよ。


リバティベル

「子供のスクールバスが来るまでに帰らないと〜」と言う友人と別れ、一人で少し歩いてみることにしました。
といっても4時の電車には乗って帰りたかったので、もうあまり時間がありません。
どこに行けばいいのかもよくわかんなかったので、とりあえず近くにあるリバティベルっちゅーものを見に行ってみることに。
リバティベルってみなさんご存じなんでしょうか?私はどーゆーものなのかあまり知らないんですよね。
フィラデルフィアがアメリカ建国の地で、それに関わっているんだと思うんですが。
何なんだろ、建国の時に鳴らしたとか?想像出来るとしたらそれくらいなんですけど・・。
私が知らなくても、アメリカではとても有名なベルらしく、とても立派な建物に展示されています。
ものすごーく厳重なチェック(上着まで脱がされたよ)をして建物内に入ると、歴史写真と説明パネルがあって、最後にそのリバティベル・・。
ごめんなさい。私の画像にはおもいきり興味なしの雰囲気漂ってますよね。
子供に隠れてまったく見えてませんよベル。(笑)



次はフィラ〜「ウィッキード」

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