8月15日 バンクーバー空港から

まっすぐ歩けない・・

バンクーバー空港到着した時の状況をどう説明すればいいのか・・。
頭もボンヤリって感じだったし、その後のプリンスエドワード島の美しさでそんな記憶すっかりぶっとんでしまったので、
思い出し思い出し書いてみます。
ことの発端は、太平洋を越えると最近どうも時差ボケがひどいので、
飛行機の中で爆睡できるように叔母にもらった睡眠導引薬を飲んだことにあります。
それと、母が腰の骨を圧迫骨折してから初めての海外だったということ。
二人で睡眠薬を飲み、私はとろーんと眠りに落ちそうになっていたのですが、
いきなり私の脇腹を母の腕がドカッ!とぶつかってきました。
いや、母にしては「あたった」くらいだったのでしょうが、私は脇腹どつかれたってくらいの衝撃でした。
何事かと見ると母が乱暴に寝返りうっていて、腰がだるくて眠れないと・・苦しそう。
うーん・・。座りっぱなしは普通の人間でも腰にくるものな。
母はつらいので、もう一錠薬を飲むと言い張る。
「え〜!1回1錠の薬を倍も飲んで大丈夫なの?」と私。
「解らない・・でも飲む」と母。
そこで母はもう一錠薬を飲み、私はせまいエコノミーの席で工夫しながら母の腰をもんであげた。
母はうつうつと軽く寝息を立てて眠りはじめたけど、私は気になって一睡も出来なかったよ。

さて、バンクーバーに到着しました。
二人はどんな具合だったかというと・・もうヘロヘロです。
私は薬を飲んだのに全然寝てないし、母は倍薬を飲んだんですから!
意識はモウロウとしてまっすぐ歩けません。母と私はぶつかり合いながらゆっくりと空港の廊下を歩いていきました。
歩きながらでも意識が遠のいていく感じで、このままばたーんと倒れてしまったらどんなに楽か・・と思ってしまいましたよ。
とうとう荷物の流れてくるターンテーブルのところにあったベンチでふたりして爆睡してしまいました。
自分の荷物は機内持ち込みのみだったのに・・。
この状況はまさに「赤毛のアン」ならぬ、「ローマの休日」のアン王女・・。(良い様に言い過ぎです・・はい)
他人の部屋見て「ここはエレベーター?」とか言ってしまいそう。
ベンチで爆睡する二人を起こしたのは係官で
「荷物が出てこないの?こんなところで寝てはダメだよ」と・・。
当たり前です。こんなところで寝てはいけません。
でもタクシーひろって運転手に行き先言うだけの能力が復活するまでは空港を出たくない〜。
ま、20分ほど寝たら少しマシになったので、タクシーに乗りました。
ホテルはグランビル・アイランドという今は陸続きになっている島。
この日のプリンスエドワード島へ行く飛行機が満席だったので、ここで2泊することにしたのです。
バンクーバー郊外にある空港からだとダウンタウンに入る手前にあり、ダウンタウン方面行きの橋の下をくぐる様に進むとグランビル・アイランドの看板が見えてきます。
ちいさな島なので、島まで着いたらホテルはすぐです。
チェック・インしたのがお昼の12時ごろ・・だと思う。
部屋についてすぐ寝たのは言うまでもありません。
全然時差ボケ対策になってないじゃん・・・。

グランビル・アイランド・ホテル

そんな状態でホテルに到着したもんだから、すっかり部屋の写真撮るの忘れていました。
その後いくらでも撮る時間あったのに、撮ってないとは思ってなかったので撮り損なっちゃいました。
グランビル・アイランドという場所は昔工場だったところがゴーストタウン化して、その後アミューズメントスポットとして改造されたところ。
といってもピカピカに新しくなったのじゃなくて、工場跡のガラクタちっくな雰囲気をそのまま残していて、なかなか面白いです。
その中の唯一のホテルがここ。
ここも外面は工場みたいですが、中はちゃんとホテルです。
部屋からの景色は正面が半分建物だったけど、斜めから眺めると対岸のビル群、ヨットハーバー、ボードウォークが見えてなかなか良い感じ。
部屋のテーブルにはADSLのコードもつながっていて、自分のパソコンにつなげればインターネットも簡単です。
お部屋もお風呂も普通にキレイだったので、都会の中で泊まるより面白くて良かったかも。

テレビの日本語放送はなかったけど、夕方4時からNHKのニュースだけはなぜかやってました。
2日ともその時間は部屋にいたので、地震のニュースとか普通に見ていましたよ。

さて、1日中ホテルにいるのはもったいないし、ご飯も食べなくちゃ。
少し島の中を探索してみましょ。


次はグランビル・アイランド

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