ローテーション・ダイニング
夕食は3つのレストランで順番に1回ずつ食べられるようにローテーションを組まれています。
レストランは毎日変わるけど、給仕をしてくれるサーバーの人も一緒にご飯食べる人たちもずーっと一緒に移動するの。
食事の時間は6時からのメイン・シーティングと8時半からのレイト・シーティングに別れ、
私たちはレイト・シーティングの方でした。
最初のレストランはフランス料理のルミエール。1番豪華なレストランです。
私たちはルミエールでの食事で浴衣を着ることを決めていたので、1日目とわかって大忙し!
ショーを見たあと8時前に部屋に帰って、すぐに着替えにはいりました。
部屋に全身うつる鏡があって助かった〜。これがないと自分で着付け出来ないんだもの。
なんとか15分ほどかかって着終え、髪もちゃんとしていよいよ出陣だ!
部屋を出るとリリーとばったり会って、「きゃー!すてきすてき!どうしたの?」となかなか好印象。
よしよし。
ルミエール
ルミエールというと「美女と野獣」の中に出てきた蝋燭の人です。
映画の中ではベルが夕食を食べるシーンが印象的ですよね。
お皿がくるくる回ったり、とても綺麗な場面でした。
この船の中のルミエールはアレをイメージしてるのでしょうか??
ルミエールの場所はアトリウムロビーにある大階段の中央に位置し、入口からしてめちゃ豪華な雰囲気。
すこしビビりながら内部に進入。ウエイターさんに座席の番号を伝えると、席まで連れていってくれました。
シックな茶系のテーブルと椅子。
そして「美女と野獣」の中で野獣が持っていたガラスケースに入ったバラがテーブルにありました。
きゃー!素っ敵ー!!
席に座っているのはみんなアメリカ人。女性二人組と1組のカップルでした。
緊張に少しひきつりながら何とか微笑んで挨拶をかわし、何の会話もないままテーブルはしーんと静まり返ってました。
あぅぅっ!何とかして欲しい・・この間!
さらに少し年輩そうな女性が二人席に着いて、全ての座席が埋まってしまった!
うーん、この女性もあまり陽気な方とは言い難い感じ。
私たちもそうだけど、他の人たちも緊張してるのかなぁ。
私たち以外の方達は、たまに英語でおしゃべりしていたけれど、それもそんなに弾んでいない感じです。
でもま、明日もあさっても同じ人たちとご飯食べるんだし、そのうちうち解けれるかも・・なんて脳天気なことを考えてはいたんだけどね。
それとは裏腹にスタッフの方達はみんなとても明るい!
私たちのメイン・ディッシュをサーバしてくださるアーニスはおサルさん顔の陽気なアメリカ人。
飲み物をサーバしてくれるアンドリューは、挨拶程度の日本語が喋れる東南アジアっぽい顔立ちの人。
アンドリューは日本の港にも行ったことがあるって。
スタッフの人たちはみんな色々な船で働いていた経験があるみたいで、ほんとに7つの海を狭しと渡り歩いてるって感じだな。
さて、席に全員ついたところで、ディナーが始まります。
アンドリューがみんなの飲み物を聞いてまわり、アーニスがディナーのメニューを配ります。
メニューを見たら前菜が数種とメインが数種。
そしてデザートもいくつか書かれていました。
アーニスはまず前菜とメインの中でお奨めを演説風に言い、みんなの席を回って注文を聞いていきました。
彼はメイン料理のお皿を3つも4つも乗せたお盆を両手に持って運んできます。
すっごい力持ちだな〜!!
私が頼んだのはロブスターのスープとガストン・ステーキ。
(ガストンってあのガストン?「美女と野獣」の中に出てきたオバカそうなマッチョマン・・だよなぁ)
デザートはメインが終わってから注文します。
私はお腹がいっぱいになったのであっさりしてそうなフローズン・ヨーグルトにしたのだけど、アーニスのお奨めはチョコレートケーキで、ほんとにそれでいいの?って悲しそうな顔で何度も聞くのよ〜。
止めてよ〜。そんな顔されては困ってしまうではないですかー。
ちなみにお味の方ですが、スープの味が濃かったこととフローズンヨーグルトは予想に反して極甘だったことくらいしか覚えていません・・。
最初の夕食がどれくらい緊張していたかこれで解るでしょ。
でもアーニスにお味はいかが?って聞かれたら「エクセレント!」って言わないと許してもらえないの〜(笑)
最後の方でサーバーのチーフが登場。
あまり何をしてる人かよくわからなかったけど、サーバーのまとめ役なのでしょう。
「彼らの働きが気に入らなかったら遠慮なく言ってください。私がすぐにでも交代しますから」
みたいなことを冗談っぽく言っていた。
チーフの顔は男前なんだけど、何だか映画に出てくる知能犯な悪役っぽくて
密かに「ニヒルな悪役」というニックネームを付けて呼んでました。名前がわかんなかったから・・。
大してお話もしていないのに、私たちって嫌な奴ぅ〜。
そうそう、浴衣はあまりみんなにうけなかったです。。さみしいよ〜。
ルミエールのレストランを出ると、入口にシンデレラとウエンディがいました。
もちろん一緒に写真撮ってもらったけど、浴衣とドレスがミョーにアンバランスで変な写真でした。