エッフェル塔に会ってきた!





コンコルド広場からのエッフェル塔


あまり背の高い建物のないパリで、この1本のでかいモニュメントが建てられたきっかけは、
1889年に行われたパリの万博でした。
このパリ万博、印象派やアールヌーボーのお好きな方なら是非覚えとくと良いですよ。
なにしろこの万博で紹介された日本の浮世絵や器などがヨーロッパに日本ブームを呼び、
それが後に印象派やアールヌーボーなどに分離していくんです。
外国人の目で見た日本の芸術は日本人が見るのとはまた違った受け入れ方をするんだなーって思うと
なかなか面白いですね。

ということでエッフェル塔は今110歳。金さん銀さんと同じくらいしか生きてません。
でもその間にずいぶん街も変わりました。(日本ほどじゃないでしょうけどね)
印象派のセザンヌやルノアールの絵を見てもわかるようにまだ当時の服装は
ステッキとシルクハットの紳士や足首まで隠れた長いスカートのご婦人という感じ。
エッフェル塔のような鉄のかたまりの物体なんて見たこともなく、
なんて不格好なものを作るんだーってかなり不評だった様です。
小説家のモーパッサンは「エッフェル塔の中のレストランで食べるランチは最高だね!
パリで唯一エッフェル塔が見えない場所だから」と言ったそうですが、
そんなに嫌われていて、何で100年も取り壊さないで残ったのか不思議です。
ま、結局今では観光名所のひとつとして貢献しているんですから
最初は浮いて見える建物も、時代とともに馴染んでいくということなのでしょうね。

さて、今回の旅の1番の目的はエッフェル塔に会うこと!!だったんで、
ホテルで1泊して疲れを癒した翌日真っ先に訪れたのはエッフェル塔でした。
朝8時30分、シャイヨ宮のところで地下鉄を降りました。
まだ人通りもほとんどない通りで、くりんと角を曲がるといきなり見えたエッフェル塔!!
きゃー!!来たわ!来たわ!来たんだわーっていきなり舞い上がる私。
木々の陰から歩くたびに見え隠れするエッフェル塔に見とれながら早足でシャイヨ宮に上がりました。
ここから見るエッフェル塔はまるで絵はがきのよう!
あまりに絵はがきみたいで多少物足りなさも・・・。
う、いけないわ。こんなところで気分を消沈させては!
気を取り直しエッフェル塔の近くへ。

うぉ・・でかいっっ!!
周りに大きな建物がないせいか、エッフェル塔は想像以上に大きく感じました。
私は特に高所恐怖症ではないんですが、真下から上を見上げると目がくらくらしてきます。
東京タワーと違うとこ、それは裾がふりふりレースをあしらったような模様になっているとこ。
これがパリのこだわりなんでしょうねー。鉄のタワーにまで装飾を施しちゃうパリ気質!
笑っちゃうくらい、おフランスです。
では上がってみましょう。
エッフェル塔は3段階に分かれてて、1番上まではエレベーターを途中で乗り継ぎして行きます。
最初のエレベーターは足の部分を斜めに上るの。ケーブルカーのように。
斜めに上るエレベーター!これだけでわくわくものです。
乗り込むとあっという間に建物が小さくなっていきます。
2階を通り越して3階まで上がると頂上までのエレベーターにお乗り換え。
もうここまでくると自分がどこにいるのか感覚が薄れます。
たぶん高所恐怖症の人でも2階3階は怖くても頂上はそんなに怖くないんじゃないかな。
まるで天上人。雲の上を浮いてるみたいで、下を見下ろしても絵を見ているみたい。
エッフェル塔から見るパリは、セピアカラーの映画のようにシックなうす茶色をしていました。

2階や3階にはレストランやおみやげ屋さんがあります。
凱旋門やノートルダム寺院・・パリには有名な建物がいっぱいあるけど
あまりそれのグッズを欲しいとは思わないよね。
でもエッフェル塔は別っ!!
エッフェル塔の形のペンとか体洗いのスポンジとか(パリ旅行レポートのトップ参照)
ぬいぐるみまであって、どれもすっごくキュート!!雑貨好きの血が騒ぐ〜!!

エッフェル塔は階段でも上れるのだけど、私は一気に頂上までエレベーターに乗っちゃったんで
3階から2階までの道を階段で下りてみることにしました。
はっきり言って途中で後悔・・。
階段を上がって行くのはすごくしんどいだろうけど、階段を下りるのはすごーっく怖いっす!
スカスカな非常階段みたいなのを降りていくからずーっと下界を見下ろして歩かなきゃならないし、
ずーっと階段降りてると、だんだん自分の足の動かし方がわかんなくなってくるの。
あり?あり?・・とかって何階もすっ転びそうになってしまいました。
高所恐怖症の方は止めておいたほうが良いでしょう・・。



シテ島はお巡りさんだらけ!

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送