カランバカへの直行便



ラリッサから

とんだ災難でラリッサ駅、今回2度目です。
地下鉄なんて新しい乗り物出来た割には前と変わらずの古い駅のままでした。
近郊を走っている電車もかなりおんぼろな感じ。私の乗る電車は長距離で一応IC(急行列車)だったので比較的キレイでしたが。
アテネを出発するのが3時50分で、到着が夜の9時になります。
駅にちょっとした食料を売っているお店があったんですが、まさか9時までの電車で車内販売がないなんてことはないでしょ。
と思って水だけ買って電車に乗り込みました。

私の席の数席後ろに日本人のカップルの方が乗ってらっしゃいます。
彼らはマリソルに行った時に見かけた人たちで、ホテルも同じ所に泊まることになっていました。
軽く挨拶して自分の席へ。
電車の中は私たち以外はすべてこれから地方へ帰る人ばかりの様でした。
後ろのおばさんがうるさくてね〜!!
車内中に響きわたる声でしゃべっているおばさん4人が私の真後ろなんだもん〜。たまったもんじゃありません。
でもいくらおばちゃんたちでも、5時間ぶっ通しでしゃべり続けるなんてことはないだろう・・
と思って耐えていたんだけど、ギリシャのおばちゃんの体力おそるべしっ!!
2時間経っても3時間経っても衰える気配すら見えません。
車内中に響きわたる大声に注意しようという人もいないっ!
それどころかおばちゃんの話に大ウケして車内が爆笑の渦にまきこまれたり
立ち上がって「おいおい、それはナニナニだろっ!」とつっこみを入れる輩までいて、
最初、みんな知り合いか?と本気で思ったくらいでした。
けど、途中で降りていく人たちは別に何の挨拶を交わすわけでもないんで、やっぱ他人か・・。
と、日本人の常識では何とも解せなかったです。
いくら面白いことを耳にしたとしても電車内の他人の発言を笑う勇気はなかなかないよねぇ。
ちなみに夜9時まで車内販売はありませんでした。
カフェみたいなのがひとつ営業していたけど、すっごい人でギューギュー詰めなので、
(まるで学食のパン売場もごとしっ!)
もしギリシャで電車を利用しようって人は食料買い込んで行った方がいいと思います。

電車がカランバカに着いた時はなかなか劇的でした。
夜はメテオラのすごい岩山の峰がライトアップされているので、すっごい迫力!
窓から覗いて「うわ〜!すごーい!」とつぶやいていたら、地元のおばちゃんらしき人が自慢げに「メテオラ」と言っていました。
昔、アクロポリスの丘に住んでいるおばさんに道を教えてもらった時も
自分がパルテノン神殿とおなじアクロポリスに住んでいるのがとても自慢げだったのを思い出しました。
なんとなく良いですよね〜。地元の宝を誇りに思えるのって。

画像はアテネの地下鉄マークとラリッサ駅です。



次は 夜のカランバカ です

ギリシャ旅行記のトップに戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送