8月18日 プリンスィズ諸島

チェック・アウト

今日は日本へ帰る日なんですが、出発は深夜。
なのでチェック・アウトの時に荷物をホテルに預かってもらいました。
今日はなるべく上手にトルコ・リラとアクビルの中身を使っちゃうようにしないと〜。
毎度のことながらびっくりするくらいお金使ってないのよね、私たちって。
何か前にドルとかユーロとかで使った残りのお金をリラに換えたんだけど、それで全部まかなえちゃいました。(ホテル代はカードだけどね)

さて、それでは今日もトラム使ってエミノニュへ。
何か毎日エミノニュに来てるわね。
初日はアクビル買いに、2日目はボスポラス海峡行きの船乗りに、3日目はアジア側へ行くために。


プリンスィズ諸島行きの船

トラムで行ったけどトラムの駅はエミノニュの西側、今日行こうと思っているプリンスィズ諸島行きの船着き場は東の端っこ。
ここなら歩いて行った方が早かったかも〜。アクビルが余ってるのでつい乗っちゃったけど。
そう、今日はプリンスィズ諸島というところに行ってみようと思っているんです。
どんなとこか・・それは行ってみないとよく解らない〜。あまり情報がなかったのでね。

プリンスィズ諸島行きの船もアクビル使えたんだけど、気が付かなくてチケットを買っちゃいました。2YTL(約170円)。
チケット売場に並んでいると、横から名詞みたいなの持ったおじさんが話しかけてきた。
どうやらシーフードレストランの人らしい。
ビュユック島という島にあるアリババっていうレストランに来てね、と地図の載ったカードを渡された。
私たちはヘイベリ島というとこに行こうと思っていたので、「はいはい、わかったわ」とカードは受け取ったけど適当に聞き流しておりました。

プリンスィズ諸島はマルマラ海をアジア側に進んだところにあり、船でまわるのは4つほどの島です。
どの島で降りるのが一番いいのか解らなかったので、適当に3つ目に停まるヘイベリ島にしようかな〜と思っていたんですけど・・もし島を見てイマイチだったら他の島行きの船に乗り換えたらいいだけのことです。
ひとつめの島、クナル島はとても賑やかな島でした。海水浴を楽しむ人たちがいっぱいいて、子供もたくさん!
半分くらいの人たちはここで降りました。お子さん連れでイスタンブールに行かれる方にはお奨めです。

ふたつめの島、ブルガズ島はおしゃれっぱい島。ギリシャ人のコミュニティがあるからかな、なんだかヨーロッパリゾートって感じです。
しまった、ここにすれば良かったかしら?と思ったんだけど、まあ次の島も見てみないとね。

三つ目の島はヘイベリ島。この島はなんだか寂しい雰囲気でした。
あまりに寂しいのでやっぱりここで降りるのはやめることに。
で、一応最後の島ビュユック島へ。
ヘイベリ島を出たころ、名詞を渡していたおじさんが私たちを見つけて近づいてきました。
「次の島だからね〜、間違えないでね〜、アリババだよ」と。
あ・・あのおじさん、ビラ配りだけのお仕事じゃなかったのね。
この船に乗っているとは知らなかったわ。

この時間はお昼ご飯にちょうど良いので、魚料理を楽しむためにプリンスィズ諸島に出かける人がほとんどみたいです。
ビュユック島に着いたらそれなりに活気がありそうだったのでもうこれも何かの縁だと想ってアリババで魚料理を食べることにしました。
きっとおじさんも喜んでくれることだろ。


アリババ・レストラン

まだマルマラ海の中の島だけど、やっぱりエーゲ海が近いからか島の雰囲気はギリシャっぽいわ。
そして海沿いにたくさんの魚料理のお店が並んでいます。
どうも船着き場から近い方から席がうまっているみたい。
そしてアリババはかなり放れた場所。
私たちが「アリババ・・アリババ・・」と言いながら探していたら、レストランの呼び込みの人が「アリババはとても高いよ〜」と妨害を。(笑)
これはアリババさん、船着き場での宣伝も必要だわ・・確かに。

アリババに到着したら、ビラ配りのおじさんもそこに。
もしかして、この人が経営者なのかも〜。なんとなく、お店では偉そうに見えました。
私たちが「来たよ〜」と声を掛けると大喜びしてくれて、最高に見晴らしの良い席に案内してくれました。
テラス全体が海にせり出しているのね。

お料理は数品の前菜と、カレイのフライとイカフライにエビの素焼き。
どれも美味しい〜♪
そしてデザートはやっぱりスイカ!すっかりスイカにハマってしまった私たち家族・・。
お腹いっぱい食べて3人で180YTL(約15500円)だったのだけど、リラもあまっているので200YTL払っておつりはいいわ〜♪と言ったりなんかして。 まあ、チップが必要な国ならこれくらい普通なんですけど、トルコはあまりチップが必要ないらしい。
それでも高級なお店ならちょっとくらいはねぇ。

島巡り

プリンスィズ諸島は環境のため特別な車以外の自動車は使えないことになっています。
島の乗り物といえば自転車か馬車。
坂が多いので自転車の人はみんな大変そう〜〜。
観光用に島を巡る馬車があったので、それに乗ってみることにしました。
私たちを乗せてくれたのはかなりのおじいちゃんとかなりのおじいちゃん馬のコンビ。
おじいちゃんは英語全然ダメみたいだし、馬はどんどん後ろから来た馬車に追い越されていきます。(笑)
でもまあ、これも一興。ちょっと大丈夫かしらと心配にはなったけど、なかなか面白かったわ♪

島はぽつんぽつんと家がある以外はほとんど自然のままでとても綺麗です。
船着き場のところだけが賑やかなだけなのね。そこだってのんびりしたものなんですが。

短いコースにしたので、40分ほどで島を半周して船着き場に戻ってきました。
町中では色々な仕事用に使われている馬車があって、面白い〜。

突然男の子が馬車の後ろにつかまるようにして乗ってきました。
いたずらっぽい感じで私たちにしぃーって言いながら。
男の子を乗せたままカフェを経営するおじさんが、店の前に水をまいている横を通りぬけようとしたとき、おじいさんが「おい、馬にも水をかけてやってくれや」みたいなことを言って、バテぎみの馬の背中に水をかけてもらってました。
後ろにつかまって馬車に乗っていた男の子はカフェのおじさんにくっついて行ってしまったところをみると、どうやらあの男の子はおじいちゃんの孫、カフェのおじさんは息子。
きっとこの老いぼれ馬も家族同様のお付き合いなんでしょう。
なんだかちょっとした家族の一場面を見て微笑ましく思ってしまいましたよ。

そろそろ戻りましょう

そろそろ戻ろうと思って船着き場に行ったら、時刻表をを間違えていました。
結構すぐに変更になるみたいなので、行かれる方はお気を付けくださいね。
まだ1時間あるので、ちょっとした知り合いになった(つもり)のアリババにて、トイレを借りることに。
客引きをしていたおじさん(多分オーナー)はまた来た私たちに喜んでくれて、トイレを快く貸してくれました。
そして「何かごちそうするよ、チャイでいいかい?」と。
トイレを借りてチャイまでご馳走になり、のんびりした島を後にしました。


次は帰国

「イスタンブールの夏」のトップに戻る

「ちきゅうをだっこ!」HOME

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送