メトロに乗ろう!





ピカソ美術館の近所の地下鉄の駅


「地下鉄のザジ」ではストで楽しみにしていたメトロに結局乗れなかったザジ。
地下鉄まだ珍しかった時代のお話です。(今でも世界には乗ったことない人も多いんでしょうけど)
私は子供の頃から近くに地下鉄あったし、地面の中を走るということを珍しいとは思わないけど
それでもいろんな国の地下鉄に乗ってきて、結構それぞれに趣があるなーって感じてます。

パリの地下鉄が他と決定的に違うとこ。
それは入口のわかりづらさと迷路のようにややこしい通路!
アールヌーボー調の飾り文字の書かれた入口は確かに趣があってオシャレで、パリ!って感じだけど
もうちょっとわかりやすく赤の字とかで<METRO>とはっきり書いて欲しいわ。
それに内部の複雑さといったらっ!
空港もそうだったけど、パリの人の感覚じゃどうやら機能性は2の次みたいです。

そして印象的だったのが地下鉄の香り。
以前地下鉄はめちゃめちゃ臭かったんだって。
だから地下鉄ブランドの香水を発明して振りまいたらしいの。
でもパリの街中に地下鉄の通気口があるものだから、今や地下鉄ブランドの香りはパリの香り!
どこを歩いてても地下鉄フレグランスがついて廻る・・。
最後には感じなくなっちゃったけど、他の国にはないお国柄を感じたのでした。

地球の歩き方なんかの本に地下鉄の治安の悪さがいっぱい書いてあったの。
まずスリが多い!それから真っ昼間の地下鉄内のレイプ事件!(しかも誰も助けてくれないらしい)
ね、怖いっしょ?
私は自分が気を付けるのも当然だけど、誰か助けを求めてたら助けてあげなきゃとまで思ってたのよ!
でも実際乗ってみると特に怖い目にもあわなかったし、怖そうな人も乗ってませんでした。
とは言っても気を付けるに越したことはないです。
どこへ行っても旅行者のお財布狙ってる人間はいっぱいいるんですから。
では狙われないにはどうすればいいんでしょう。
とりあえず旅行者に見えないようにして、スキをみせないようにするしかないです。
幸い、パリにはいろんな人種がまぜまぜなんで、
子供の頃から乗り慣れてる地下鉄よ!って顔で堂々としてましょう。
他人から浮いた行動をしない!地図広げたり記念写真なんてもってのほか!
他人と同じ歩調で歩き、きょろきょろせずに前だけをを面白くない顔で睨み付けてましょう。
旅行のうきうきする気持ちをおさえ、地元で通勤電車に乗ってる時の気持ちを思いだして!
パリの人たちはまさにその気持ちでメトロに乗ってるんですから。

話長くなっちゃいましたけど乗り方を少々・・。
まずチケットを買います。
最短の料金で行けるところを2ゾーンといい、パリ市内ならほとんど2ゾーンでいけます。
1回券が8F(176円)カルネっていう10枚回数券が52F(1144円)。
あまり利用するつもりのない人はこのどちらかで十分。
私が買ったのはカルト・オランジュっていう乗り放題券の1週間有効のやつ。80F(1760円)
これは月曜から日曜までの利用って決まっているんで日程がそれに合ってたらずいぶんお得!
私の場合、火曜日から土曜日まで使ったんでちょうど良かったのよね。
地下鉄の入口横にチケット売場があるんで、希望のチケットを言うだけ。買うのは簡単。
ただカルト・オランジュは写真が必要になるんで
27ミリ四方くらい(適当でOK)の写真を1枚持っていくこと。
これはバス用。地下鉄とバスのどちらもこれで乗り放題になります。

券が買えたら前の人と同じように自動改札に券を入れてくるっと回転棒を押します。
中に入ったらまず自分の乗るホームを探しましょう。
線ごとに番号があるんで自分の乗る線の番号を覚えておいてね。
そして線にはJRでいう上りと下りがあるはず。
それは最終駅の名前で表示されてますんでこれも覚えておくこと!
乗り換えが必要な場所だったら覚えてられないんで
地下鉄の駅に入る前にメモっておくといいよ。
地下鉄の中はほんとに複雑なんで適当に歩いていてホームにたどり着けるようなものではありません。
迷いたくなかったら絶対に標識を見逃さないこと!

電車は手動なので自分で開けて入ります。
開け方がわからなかったら前に行かずに誰かが開けるのを見て学習してね。
乗り込んだ後はなるべく座ってください。
中の方に入るのは怖いって思うかもしれないけど私が感じたところ座った方が安全だし、
パリの人たちも我さきにと座ろうとします。
負けずに席を確保しよう!
でもお年寄りにはゆずってあげてね。


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