そしてドーヴァ到着





魔の税関

あまりにも簡単に向こう岸に到着したもんだから。私すっかり忘れてました。
船を出るとき係りの人にパスポートを見せたし、もうすっかりイギリスに入国したもんだとばっかり思っていて、鞄にパスポートをしまい込んでドーヴァの街の地図なんか眺めていたのよね。
船を降りた人たちはみんなバスに乗り込んで行くんで、出口まで送ってくれるのかーと感心してたら、着いた先が地獄の一丁目・・(ってほどのこともないんだけどさ)
そこにあったのは厳しいと有名なイギリスの税関!
EC諸国にお住まいの方々はめちゃ簡単に通り過ぎて行くんですが、私はめちゃ大量に質問を浴びせかけられましたです。
「何の目的で?」「何日いる?」「仕事は何をやっているんだ?」「一人で旅行か?」「今日の滞在場所は?」
質問しながらパスポートと私の顔をじろじろ何度も見回し、マジで犯罪者気分でした。
私は別に不法労働者でも密航者でもないんだけどなー!!
ちなみに乗客のほとんどがヨーロッパに住んでらっしゃる方ばかりだった様だし、外国人用のところに並んでいたのも白人の人ばっかり!東洋人は私だけだったかも。
だからなのか?何か他の人より質問が厳しかったのは・・??
私、怪しそう?

ドーヴァは丘が多い!

やっとのことでイギリスに入国出来て、さっそく港から出ていかなくちゃ。
港から出るだけでも結構遠いです。タクシー利用している人もいました。
私はドーヴァをぐるっと見てまわる気でいたんで、のんびりと歩き始めました。
画像はフェリー乗り場の出口。いや、入口か?
ここを出ると海岸が右手に広がっています。そしてリゾートって感じの建物がたくさん並んでいました。
あー・・海の近くって感じー!!
そうだ!今日のお昼ご飯はこの街でフィッシュ・アンド・チップスを食べることにしよう!
イギリスの名物だし、海辺には相応しい感じ。なんとなく。
トップの画像を見るとリゾートな建物の向こうに丘があるでしょ。
その上に建っているのがドーヴァ城です。何か遠そうだし、私は行かなかったけどね。

電車の時刻表をパリの空港で忘れてしまったから、電車の時間が解らない〜。
まずは駅に行って電車の時間を調べてから歩き回った方が良さそうね。
私は地図を片手に歩き始めました。
地図で見たら簡単そうに見えた駅までの道のりなのに、ぜーんぜん辿りつけません。
ドーヴァの街は結構丘が多くて坂道だらけなので、すっかりぐったり・・!
たかが15分の距離にさまようこと1時間!あーあ、またやっちまったよぅ。

コッドのフライ

さまよいながら歩いていたとはいえ、結構繁華街が多かったので、歩いていてなかなか面白かったです。
CD屋さんとかコスメ屋さんとかスーパーマーケットとかさ。ついフラフラ〜と入ってしまうのよね。
無駄に寄り道プラス迷いながらやっとのことでたどり着いた駅ですが、ロンドン行きの電車は1時間に4本もあって、ぜんぜん時刻を気にしなくても大丈夫ということが解っただけでした。
せっかく駅に来たんだし、今日から使う予定のブリット・レイル・パスに日付を書き込んでもらいました。
電車のフリーパスチケットは、乗車前に日付を駅で書き込んでもらわなくてはいけません。
もし日付なしのパスで電車に乗ったら罰金取られるんで、ご注意!
今回のパスはファーストクラスなんだよ〜!!へへっ、初めて!

さてなんだかんだしてる間に、もうお昼時間が近づいてきました。
今日のお昼はフィッシュ・アンド・チップス。
メニュが決まっていたのでお店の目星付けながら駅を探していたし、もう大体決まってました。
そのお店は半分が厨房になっていて、ほとんどがテイク・アウトのお客を相手にしているような小さなお店で、厨房の前にいくつかのテーブルと椅子が無造作に並べられていました。
いかにも地元の人が行く店って感じじゃない?
厨房の前に立って注文しようと思ったんだけど、メニュがないのよ!
カウンターには出来合いのサンドイッチとかは並んでいるんだけどねー。私は魚!魚が食いてぇーのよ!
厨房の中からふっくらしたおばちゃんが出てきて「何にする?」って聞いてくれたので、メニューありますか?って聞いた。
おばちゃん、テーブルの上を指さした。
テーブルの上にメニューがある。ああっ!テーブルで注文聞いてくれるんだー!
ショッピングセンターによくあるフード・コートみたいな雰囲気だったんで、カウンターで注文して自分でテーブルまで持っていくんだと思っていたのよ私。
席についてメニューを見たら魚類以外のものもあったみたい。
でも魚!今日は魚にこだわってるのよ。
コッド・・・。これは確か魚の何かのはず!
「コッド・アンド・チップスとリンゴジュースね」と注文したけど、コッドって何の魚だったっけ?
おばちゃんが注文聞いておっちゃんがフライを揚げてくれている間、私は会話集で調べてみました。
コッドは魚のタラだと判明。これで大体の味が想像できるな。。
やがてお皿からはみ出るくらいどでかいタラのフライとポテトのてんこ盛りを運んできて、
「ケチャップはいる?」と親切に聞いてくれるおばちゃん。
ありがとうおばちゃん!でも私、イギリスではちゃんと塩とお酢で食べることにしてるのよ。
日本ではフライをお酢で食べる習慣ないからここに来なくちゃ食べれないからね。
・・・っと言いたかったけど、語学力がついてかなくて、言えた言葉は「ノー・サンキュウ」だけ。
タラはぷりぷりしてて美味しかったっす。
他のテーブル席の人たちも地元の人ばっかりで、大衆食堂って雰囲気も堪能できたしね。
料金ははっきり覚えてないけど、チップ含めても500円程度でした。


次は鉄道で大移動さっ!です

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