朝起きると、昨日より曇っている感じです。雨降るかも。
今日からジャーマンレイルパスを持つのを父の役目に任命したしました。
日付を書いて車掌さんに見せる。これだけ出来ればドイツの列車旅行はもう楽勝なのだ！
今日はフランクフルトまで移動。途中でローテンブルクに寄り道します。
荷物があるのにローテンブルクはローカルな駅なので２回も乗り換えしなくてはならないの。
２回目の乗り換えのブーフローエでは時間があまりないのにホームまで換えなくてはいけなくて、ちょっとあせりました。
でも私たち以外にも数人ここで乗り換えていたので大丈夫でしたけどね。
ブーフローエからローテンブルクまではほんの１５分しかないんですが、前回ミルテンブルクへ行った時のと同じきれいな電車でした。
どうもこの電車はローカル線のみに使われているみたいですねー。
乗り降りが便利なように車体が他の電車より低く作られているみたい。
電車が遅れることもなく、とてもあっさりローテンブルクに到着しました。
まずはコインロッカーに荷物を預けなくては。
ロッカー代は小さい方で１．５ユーロでした。
みんな荷物が小さいので、なんと小さいロッカー１個で３人分の荷物が入りました。
１1時３０分ローテンブルク
駅から旧市街までそんなに遠くないんですが、みんなが立ち止まって撮影会を始めるんでなかなか進みません。
「旧市街の中はもっと可愛いのよ〜」と言ってみたんですけどね。
街を囲んだ城壁と門が見えてきました。
ローテンブルクの門はどれもショートケーキみたいに可愛いです。
街の中に入ったらそこはもうおとぎの国！
絵本で出てくる街って、想像じゃなくほんとにあるのね〜という感動がここに来るとわき上がってきちゃいます。
この街はどこに行くということもなく、おとぎの国を堪能するのがよいので私たちもあまり地図も見ずにあっちへこっちへとウロウロ・・。
唯一の見物する場所というと市庁舎の仕掛け時計くらいでしょうか。
はっ！そういえば12時になったら仕掛け時計が動くでないのっ！
１２時マルクト広場
すごい人です。
ロマンチック街道の中で一番有名な街だから仕方ないのかもしれないけど、観光客だらけです。
特にマルクト広場の一帯は！
マルクト広場って、古い町に行くと大体あります。
街の中心広場って感じで、側には市庁舎と教会。そこから広がる通りがその街一番の繁華街なことが多いです。
ローテンブルクも例に漏れず、マルクト広場の前には市庁舎が。
この市庁舎の仕掛け時計は、マイスタートルンクの伝説が題材になってます。
マイスタートルンクというのは昔、街を占領しようとした将軍が街のお偉いさん達の首をはねようとした時、もしワインを大ジョッキ１杯（どれくらいかわからんけど多分すごい量）飲み干すことが出来れば斬首を止めると言ったのだそーな。
で、市長がみごと飲み干した〜という話。
生死を賭けた一気飲みなんて・・きっと死んでも飲み干すつもりだったんでしょうね。
ヨーロッパの街に伝わるお話って結構生々しい部分と微笑ましい部分が混ざっているものが多いんですよね。
戦争の時に街を守ったのが子供のあどけなさだったりワインの一気飲みだったり。
仕掛け時計はちょっと人形が動く程度だけど、市長がワインを飲み干す時にはちゃんと将軍が彼の方を向いたりしてました。
その後有名な祭壇がある教会に行こうと思ったのだけど、ちょうどお昼休みで入れず・・。
またあちこちうろうろとしながら撮影会を始めました。
すると、とうとう雨がパラパラ・・。防寒具代わりに持ってきたカッパが初めて本来の役割を果たすときが来ました。
でも雨はそれほど強くならず、父は「石畳が光ってきれいだ」と喜んでいたくらいだったので良かったです。
両親はローテンブルクが気に入ったのか、可愛いホテルを見つけたら今度はここに泊まりたいとか話していました。
確かに時間があったなら、ローテンブルクは夜がとても素敵です。
観光客も少なくなって、お土産屋が閉まる頃にはまるで異世界に迷い込んだみたいな感じになります。
こういう古い町では２泊くらいしてゆっくりするのがほんとは・・ほんとはいいと思います〜。
下の画像は１年中クリスマスグッズが売っているクリスマスマーケットとローテンブルクの名物お菓子シュネーバル。
ローテンブルク来たの今回２回目だけど一度もこのお菓子食べたことないんですよね。
１5時城壁
城壁の上は歩けます。古くて味わいがあるので、ちょっと歩いてみるのも楽しいです。
でも可愛い建物は街の中心に多いので、ここら辺は普通に生活している人の家がほとんどです。
私はローテンブルクの屋根の波を見るのが好きなんですが、これを見たかったら２階か３階くらいの場所からでないと見れません。
今回ここで泊まらなかったので、城壁から眺めることにしました。
好き勝手な方向を向いていて、歩きながら見ていると見える形が変わっていきます。
あ、ここにも可愛いホテルを発見！
さー、そろそろ足も痛くなってきたことだし、そろそろフランクフルトへ向かいましょうか。
１7時ローテンブルク→19時30分フランクフルト
ローテンブルクからフランクフルトでもブーフローエとヴュルツブルクの２回乗り換えが必要です。
ヴュルツブルクからフランクフルトまではずっと川沿いを電車が進みます。
ライン川から分岐したマイン川です。
このヴュルツブルクからの電車はＥＣ（急行）だったのですが、ローカル線と比べ物にならないくらい冷房が寒かった〜。
フランクフルトの駅は工事中。
再来年のワールドカップに向けての工事なんでしょうか？
ところどころ屋根がない部分があって、雨が降っている時には急に雨粒が当たってびっくりしたりしました。
今回もまたインターシティのホテルです。
もう２回目なのでホテルまでもスンナリ。
