お墓参り



ヒーツィングへ

普通、ウィーンでお墓参りというと中心部から南の方にある中央墓地が有名。
そこには有名な音楽家のお墓があるし、映画「第三の男」の中でラストに登場する墓地が中央墓地なのだ。
私もこっちにも行きたかったんだけど、今回は時間がなくて西方向にあるヒーツィングの方を選んでしまいました。
ヒーツィングというのはシェーンブルン宮殿のお隣にある駅です。
お隣というか、ここもまだシェーンブルン宮殿内というかー。
上の画像はヒーツィング駅にある皇帝専用の鉄道駅なんです。
有名なオットー・ヴァーグナー作。
有名といっても建築や美術にあまり興味ない方はご存じないと思います。
19世紀末から流行したアールヌーボー。
中でもオーストリアで活動していた団体を分離派というんですが、その建築家のひとりです。
ウィーンの中には彼の建築作品がたくさん残っているんですよ。


ヒーツィング墓地

駅からバス墓地まで行きます。
ここの墓地には上の駅を作った建築家オットー・ヴァーグナーのお墓とクリムトのお墓があるんです。
そんなに有名な墓地ではないのですぐにお墓が見つかるだろうと思っていたら、とんでもない!!
すんごく広くてひとつひとつお墓の名前を見ていくのなんて不可能だということに気づきました。
入り口近くに地図があったので地図で探してみたのだけどそれでも探しきれないくらいのたくさんのお墓・・。
途方に暮れていたらお墓の管理をしている人に声をかけられました。
「誰の墓を探してるんだい?」
「クリムト」と私は答えたのですが、彼も知らなかったみたい。
何でよ〜!!有名人なのにっっ!!
彼は私を事務所に連れていってくれて、墓地の地図をコピーした紙をくれました。
これにはお墓の人の名前がアルファベット順に書かれていて、地図の番号と照らし合わせるとどこにお墓があるのか解るようになっているのだ。
わっかりやす〜!!
お陰で2つともお墓を見つけることができました。
もしこれからお墓参りをしようと思われる方がいらっしゃったら、ぜひこのコピーを事務所でもらってくださいね。
ヴァーグナーのお墓はとてもりっぱですが、
特にクリムトのお墓は質素な感じなのでこのコピーがなかったらまず見つけられないと思います。
でも私はクリムトのお墓の方が好きだな〜。
何かセンス良いって感じで。


次は ゼツェッション建築 です

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