映画・ヘラクレスのお話
今日のショーはヘラクレス。
これはディズニーのアニメ映画がビデオで出ているので、前もって日本で見て行きました。
何だかいつものディズニー映画とちょっと違ってて、結構面白かったです。
主人公のヘラクレスは、まあ普通の、いつものディズニーの主人公。
シャイでちょっとドジくさいけど、心優しい青年なのね。
でもヒロインはいつもとかなり違ってました。
いつもみたいにかわいくてお茶目なオテンバ娘ってのじゃなくて、艶めかしい美女。
髪を掻き上げて腰を振り振り歩きます。(日本語の声を工藤静香がやっていたぞ)
そして何だか滑稽なキャラクターで興味を引いたのが、悪役です。
闇の王ハデスなんだけど、なんだかイヤミな上司を思わせる感じなの。
アメリカでもこんな感じのおじさんっているのかなぁ。
ハデスを見てると「いるよなぁ、こんなオヤジ」って私は思ったのだけど・・。
いつもみたいに強さを強調した感じの悪役じゃなくて、何だか情けないの。
そこが私は結構気に入ってしまいました。
そして何よりこの映画の見どころはナレーション代わりの歌!
5人の女神たちによるゴスペルになっているんだけど、これはやっぱり日本語版より英語版の方が迫力ありました。
もしクルーズに乗る前に予習としてヘラクレスを見ようと思われるのでしたら、ぜひ日本語版と英語版の両方を見てみて。
ゴスペルは英語の方が絶対いいけど、日本語のハデスもなかなかいい感じなので。
ショーの始まり
ショーが始まる前に、またまた英語版・古舘伊知郎の登場!
けたたましく喋るだけ喋ってあっさり退場していきました。
(昨日のよりかなり短かった)
さて会場が暗くなり、しーんと静まり返った頃、ピンクの電話のミヤちゃんのような声の女の子が会場の後ろから何やら叫んで走ってきました。
「チーフっ!!チィィィィーフっっっ!!」
駆け寄る彼女の服装は白い布きれを巻いたようなミニのワンピースの上からスタジャンを羽織り、ロングヘアーのポニーテールにメガネという感じ。
服はヘラクレスの衣装みたいだけど、メガネが妙にアンバランスです。
彼女が客席から舞台へ走って行くと、わらわらと出演者たちが顔を出します。
チーフは小太りの男の人で、彼女は駆け寄るとパニックを起こしたような声で叫びました。
「大変です!ミューズ(女神)が一人足りません!」
ナレーションの代わりにゴスペルを歌うミューズ役は5人なのだけど、そのうちの一人がお休みしてしまったってことらしい。
さっそく代役を探してくることになったんだけど、連れてこられたのはトナカイみたいなののぬいぐるみを来た男の人!
「何なんだあんたは!?」
「俺、ムース・・(ムースはトナカイみたいな動物です)」
「ムースだって!?俺らの探してるのはミューズだよ!!」なんていうダジャレが入る。
とりあえずその男の人をなんとかミューズにでっち上げて幕を上げることに。
・・とまあ、始終そんな感じで、はっきり言って本筋そっちのけのところ、少なからずありました。
よほど英語に自信がある人以外は、映画見てないと内容まったくわかんないと思います。
でもヒロインのメグちゃんはめちゃ色っぽかったし、悪役のハデスもやる気のない感じが良く出ていました。
ただ、このハデス。途中でかなり長く客席と雑談をする場面があって、私には何を言っているのかさっぱりでした。
お客さん爆笑の渦!私は訳がわからずポカ〜ンって感じで、なんか悔しかったなぁ。
ハデスがお気に入りなキャラだっただけに、自分の英語力の無さをすっごく恨めしく思いましたよ。
それでも昨日見たものより数倍面白くて笑えました。
やっぱ言葉解らない者にとってはコメディが一番だなぁ。